[いぬ散歩] 富士芦ノ湖パノラマパーク(神奈川県箱根町)
2015年07月12日
梅雨のはっきりしない天気の中、箱根園コテージ ドッグヴィレッジをチェックアウトして、そこから車で10分ほどのところにある富士芦ノ湖パノラマパークにやってきました。
ドッグヴィレッジ宿泊者は無料で利用することができます。
ふじあしのこぱのらまぱーく
住所:神奈川県足柄下郡箱根町元箱根139
散歩時間:1周60分以上可
駐車場:あり
営業時間:9:00~17:00
施設利用料:大人500円、子供・犬300円
※ドッグヴィレッジ宿泊者は無料
URL:www.princehotels.co.jp/amuse/hakone-en/play/
利用日:2015年6月中旬
箱根園コテージドッグヴィレッジを出て、国道75号線を走ると、富士芦ノ湖パノラマパークの入口に到着。ゲートにて宿で頂いた入場券を渡すと、スタッフの方から入場にあたっての説明をば。
「上の施設は閉鎖中で、カフェもトイレも使えません」
「トイレはこのゲートのところの1カ所のみです」
「駐車場は1カ所で、車を止めたところからは見えませんが、丘の向こうにドッグランがあります」
「ドッグラン以外はリード着用です」
「道が悪いので注意してください」
要約するとこんな説明でした。何かもう、入場する前からダメだしてんこ盛りでテンションが下がります。
え、道が悪いってどういうこと? ・・・いやな予感がします。
ああ、そうです、この感じ。
寂れた観光地で場末のキャバレーに行ったらすげえの出てきたよおい、そんなやられちゃった感。
もしくは、ドリフの「もしもこんな居酒屋があったら」の貧乏な女将の志村けんが出てくる回のやつ。
カラーコーン置くくらいなら埋めようよ、と思ったのもつかの間、以後はカラーコーンすら置かれず、隠すそぶりもなしのボッコボコオンパレード。
舗装と言うよりもう廃道で自然に回帰している途中だろうと思われる道をただただ進みます。
途中、かつて駐車場だったろうところを何回か過ぎ、指定駐車場に到着しました。
「誰もいないわけだが」
「え、あ、はい・・」
ゴッチン!
ノーリード禁止とのこと。あと、慌てないように。
駐車場から芝生の丘を進みます。
おおこれはなかなか良い眺めです。
ふと丘の上を見上げると、カフェもトイレもやっていない施設が堂々とたたずんでいます。
さぞや最盛期は眺め一本勝負で栄華を極められたことでしょう。
「ところで、この広い芝生の中で、あそこがドッグランかね」
「え、あ、はい・・・」
「行くのかね」
「は、はい・・・」
壮大な80,000平米(24,000坪)の芝生に対して、極めてアンバランスなドッグランがこちらです。
犬たちも何となく空気を察して、この中に入るんだという暗黙の合意で柵の入口に向かいます。
ファイト!
取っ組み合いもおっかけっこも、完全貸し切り状態で満喫しています。
ランの柵の中から見ても、眺めは確かにその名の通りパノラマで素晴らしい眺め。天気は梅雨時だから仕方ない。天気だったら富士山も見えるのでしょう。
言うなれば、何にもない、がありますなのかなとか悠長なこと言っている場合じゃなく、何にもないのです。眺めだけです。
今日のお客さんは私たちだけ。しかもドッグヴィレッジ宿泊者無料入場券で利用しているし、商売にはならんよなと勝手に心配してしまいます。
これだけの芝生を管理するだけで大変な労力です。
何で利用客なのにこんなに心配にさせるんでしょうか。(謎)
犬たちがおとなしくなったと思ったら、ドッグランでの遊びに飽きたのかゲート前で座り込み。
「出してくだされ」
犬たちにとって、この広い広い見渡す限りの芝生は天国のような遊び場。
こんなに犬たちが喜んでくれるなら普通にお金払って来ても良いかな、そんな気持ちがふとよぎり、えっと、大人2人と犬2頭で・・・500×2 + 300×2・・・1,600円!
高っけえ!
汚い自分の心と天真爛漫な犬たちがパノラマに広がるところ、富士芦ノ湖パノラマパーク。
箱根園コテージドッグヴィレッジをご利用の際は、この富士芦ノ湖パノラマパークを是非お楽しみください。できるだけお早めに。
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